地元農家との連携で「ネイチャーポジティブ」を推進!大阪ベイエリアのホテル・ロッジ舞洲、健康と地域の恵みを生かした新たな食体験を提案
色とりどりの宝石 ~山本農園(岸和田市)~
栄養価と美しさを兼ね備えたカラフルなニンジン
同じく岸和田市にある山本浩士さん(51)の山本農園では、カラフルなニンジン畑が広がっています。彩誉(あやほまれ)、黒ニンジン、金時ニンジンなど8種類のニンジンが栽培されており、その中でも黒ニンジンがひときわ特徴的です。
黒ニンジンは、ポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用が非常に高いことで知られています。アンチエイジング効果が期待されるほか、健康志向の高まりとともに需要も増えています。「野菜の魅力をもっと多くの人に伝えたい」という山本さんの情熱が込められたこれらのニンジンは、地元の直売所で販売され、多くの人に親しまれています。
8種類のニンジン
園主の山本浩二さん(右)
新たな価値を生む挑戦 ~川崎農園(貝塚市)~
ミズナと粉末大豆が広げる食材の可能性
貝塚市の川崎貴彦さん(43)が営む川崎農園で特に目を引いたのは、「硝酸イオンが少なく、えぐみがない」という特長を持つミズナ。緻密な管理のもとで育てられたミズナは、栄養価が高く、シンプルな味わいで食材としても非常に優れています。
さらに、川崎さんは大豆を粉末化する新たな挑戦にも取り組んでおり、豆腐作りや料理のトッピングとして活用することで、新しい食文化の可能性を模索しています。