2023年8月17日 12:00
JAZZBILLY SUPER LIVE 2023 「キャットストリート・ストーリーズ」ライブレポート
、そして切ないロッカバラード「ひまわり」。MAGICの曲は、特に後期はロカビリーだけではない、J-POPとして聴いて「いい曲だな」と思える、素敵なメロディがいくつもある。上澤津の歌はどんな曲調でもまっすぐに熱く、特に「ひまわり」の気持ちの入ったボーカルは圧巻だ。
ここから3曲はホーンがお休み。弓弾きのウッドベースが活躍する「ジェニー」、アコースティックギターの見事なソロが聴ける「Still…」、エレクトリックベースに持ち替えた「Summer Rose」と、メンバーのプレイヤビリティの高さを見せる多彩な楽曲が続く。メロディアスで優しい「ジェニー」の歌声もぐっと沁みる。MAGICのナンバーにはどれもロマンチックな青い春の物語があって、ついノスタルジックな気分に誘われてしまう。
「ここから後半戦です。
MAGICの代表曲がどんどん続いていくので、思い出が重すぎて、体も心も泣きだしそうになるかもしれないけど、一緒に突っ走ってくれますか?キャットストリートに一緒にタイムスリップしましょう」
夏だというのに革ジャンで決めてきたのは、「気持ちが引き締まるから」。ステージ衣装にもMAGICへのオマージュを乗せて、ラスト6曲はノンストップで一気に突っ走る。