異例の試み、靴オタクがサスティナブルな靴づくりのマッチングのためにサイトを公開【wf/ダブリューエフ】
この苦労の経験をもとに、公開したポータルサイトの効果もあり、香川の元には「こんな素材を見つけた」「この素材は靴に使えますか?」といった声が寄せられるようになりました。
既に新しい型の靴の計画も順調に進んでおり、「靴づくりだけにとどまらず“サスティナブルなモノづくり“の循環や、携わる人のちょっとした意識の変革にもつながれば」と香川は話しています。
最新情報《イノベーション報告》さっそく新しいコラボレーションも決定
【wf】バイオマスウレタンECOLOCEL(R)BEH(ベージュ色の部分)と裏材を水性糊で貼り合わせることに成功
前述のような試行錯誤を経て、ついに難航していたサスティナブルなコラボレーションが実現したと香川から報告が入りました。
「ついにイノアックコーポレーションのバイオマスウレタンECOLOCEL(R)BEHを、裏材生産を依頼しているマルショーが試行錯誤の末に、ライニングと張り合わせることに成功しました。
ウレタンの表面を少し溶かして生地と張り合わせる「熱圧着」を試しましたが、ECOLOCELと相性が悪く失敗し、いろいろな方法を試した結果、水性糊で通気性の良い貼り合わせ方法が見つかり、8月以降に商品化することになりました」