2024年2月7日 10:00
米人気コメディドラマ『グッド・プレイス』クリエイターの著書が日本上陸!ウィットに富んだ新しい“道徳”の本が登場
観ていないという人は、失礼にもほどがある。
というのは冗談で、心配いらない。
本書の目的は、皆さんを生まれ変わらせることだからだ。私自身が、このテーマについて何も知らない男から本を執筆できるほどの人物に生まれ変わったように(少なくとも「本が書ける」と出版社のサイモン&シュスターを説得できるほどの人物にはなった)。
本書を読み終えるころには、どんな状況に直面しても検証可能な道徳的利益をできるだけ手に入れるために、どう振る舞えばよいかがわかるはずだ。
そうすれば完璧になれる。畏敬と感嘆のまなざしが注がれる。
友人たちは誰もが、あなたに嫉妬する。
というのは冗談だ。
それでも私たちは失敗を繰り返す。
でも、気にすることはない。
さっそく失敗を始めよう。
あるいはサミュエル・ベケットの言葉を借りれば、もう一度やって、もう一度失敗すればいい。ただ、前よりうまく失敗すればいいのだ。
【目次】
はじめに――完璧な人間になるには?
本題に入る前に、読者が疑問に思うかもしれないこと
PART 1解決すべき問題初級
第1章善人になるには、どうすればいいのか?
第2章人の命は、選択してもいいものか?
第3章厳格すぎるルールでも、よいことなのか?
第4章信頼できる、道徳ガイドは存在するのか?
PART 2解決すべき問題中級
第5章他人の幸福のための、自己犠牲はよいことか?
第6章慈善事業は、結局は自分のためなのか?
第7章すべてを、大災害のせいにできるか?
第8章よいことをすれば、特別な存在になれるのか?
PART 3解決すべき問題上級
第9章善意の行き着く先に、ゴールはあるのか?
第10章推しが最悪だった…… 、どうすればいい?
第11章選択の自由は、自分のためだけのものか?
第12章善人になるためには、幸運は不可欠か?
第13章失敗したら、誰であっても謝罪すべきか!?
おわりに――汝自身を知れ、中庸を知れ
【著者プロフィール】
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