「孤独」な人ほど幸せになれる! 「幸福学」の第一人者が、孤独を幸せに変えるための、今日からできる簡単レッスンを一冊にまとめ出版
■「幸せな孤独」を実現している人に共通する3つの考え方
幸福学の最新の研究では、孤独=不幸と、単純に決められないことがわかってきました。パートナーがいなくても、付き合いが苦手でも、友人に恵まれていなくても、幸せな人はいます。
しかし、多くの人は「孤独」は不幸だと感じています。では、同じ孤独でありながら、幸せな人と不幸な人にはどのような違いがあるのでしょうか。そこで前野教授は、孤独でありながら幸せな人に共通する要素を独自に分析。その結果、「幸せな孤独」を実現している人々には、以下の3つの考え方のベクトルが存在していることが判明しました。
①「うけいれる」(自己受容)
②「ほめる」(自尊心)
③「らくになる」(楽観性)
以下、説明します。
①「うけいれる」(自己受容)
孤独に悩んでいる人は、独りぼっちである、友だちがいない、人に声をかけられない、ものごとをネガティブにとらえる、ものごとを理解するのに時間がかかるなど、マイナスだと思っているところばかりに目を向ける傾向があります。
幸せな孤独を手に入れるための最初のステップは、それらをマイナスだと思い込むこと自体が「悪い心のクセ」だと気づき、苦しんできた自分をゆるしてあげることです。