【北海道 東川町】第38回「写真の町」東川賞の受賞作家が決定
、インド・コルカタの男性レスラーのポートレート「Hardboiled」、ベトナムの少数民族をドキュメントした「Red Dust」など、外の世界に入り込み、その地の人々のポートレートを通してジェンダーやセクシュアリティ、複雑な社会構造や、民族、文化ということを考察している。制作中の最新作「All Things Considered」では、現代のベトナム社会で写真がどのように記憶や歴史を構築していくかを探っている。法医学的な視点で写真を用い、正当防衛で夫を殺害した女性の視点から殺人事件を再考し、カメラという機械的な道具を使い、私たちが見ることができた/できなかったイメージを視覚化し、重層的で思索的な作品の制作を試みている。
主なグループ展に「アジアの女性写真家のショーケース」(Objectifs Centre for Photography & Film, シンガポール、’17年)、「セカンドオピニオン ~ハノイの新しい写真」(マンジアートスペース、ハノイ、ベトナム、’18年)、「洞察~アジアの女性写真家展」(謝之龍博物館、長沙、中国、’18年)、「破壊の彼方へ」(VICASアートスタジオ・ベトナム国立文化芸術研究所、ハノイ、ベトナム、’19年)