「個人作家による3Dアニメーション表現を拡張するための研究開発プロジェクトでもある」ピッチアワード受賞は映像作家・橋本 麦 氏の『Light』
今年度は4つのプロジェクトについてのピッチが行われました。
アワード受賞は、橋本麦氏のミュージック・ビデオ『Light』
プレゼンテーションの様子
本年の「NEW CHITOSE AIRPORT PITCH AWARD」は、橋本 麦 氏のミュージック・ビデオ『Light』が受賞しました。
本作は、2020年に不定形バンド『FEM』名義でリリースされた同名の楽曲のために構想されたミュージック・ビデオで、橋本氏の故郷である北海道の風景と3DCGを融合させた短編映像作品です。
橋本氏は、自身の作品を「北海道出身の僕なりに再解釈したふるさとビデオ」と位置付け、さらに「ミュージック・ビデオであり、路上観察学的ビデオエッセイであり、パラメトリック・アニメーションでもある」と説明しました。
映像制作にあたり、ツールの開発から手掛けたことについて、「ミュージック・ビデオという単体のアニメーション作品ではありますが、個人作家による3Dアニメーション表現を拡張するための研究開発プロジェクトとしても考えてもらえたらなと思います。開発したツールやプラグインは、作品の公開と同時にオープンにしていきたいと思います」