2024年2月27日 10:00
ネコ関連商材の企画・製造・販売をしている 「コワーキング合同会社 西田貴弘氏」の取材記事を2月27日公開
そうしたアイデアを形にするため、最初は模型や工作の材料などに用いられ、加工しやすい『スチレンボード』で試作を重ねました」
その後、基礎的な部分はできたものの、完成させるためには大きなハードルが待っていました。本物の木材を使って本格的なプロトタイプをつくるには、専用の加工機や、より広い作業スペースが必要です。しかし機械は高額の上、作業場を借りるのにもかなりのコストが必要。そこで西田氏が注目したのが、東京都江東区青海の「アジアスタートアップオフィスMONO」でした。ここは、ものづくり系スタートアップに特化した創業支援施設。先端機械をそろえた工作室や広大な作業スペースを備えています。
「比較的リーズナブルな料金でオフィスを借りられる上に、木の加工に欠かせないレーザー加工機や、3Dプリンター、3DCADなども無料で使うことが可能です。私の入居当時にいらっしゃったインキュベーションマネジャーのサポートで、機械の使い方を一から指導いただき、ここに入居してから一気に開発が加速しました」
アジアスタートアップオフィスMONO内の工作室、ゆとりのある作業スペースも設けられている
木材加工に欠かせないレーザー加工機
■恵まれた環境や助言も活かし、一生涯使えるキャットタワーが完成
そして、1年ほどで完成したのが『moftech にゃんこタワー』です。