2023年12月20日 12:00
『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 メンデルスゾーン』 12月26日発売!
第2章ベルリンのはずれの小王国
第3章よみがえった《マタイ受難曲》
第4章大旅行の日々・その前半
第5章大旅行の日々・その後半
第6章ベルリンとの決別
第7章ライプツィヒの若きリーダー
第8章王たちの要請
第9章《真夏の夜の夢》と《ヴァイオリン協奏曲》
第10章止まらない歯車
注釈・参考文献
あとがき
メンデルスゾーンの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲
“――これから書く作品は、各国各地でくり返し演奏されることになるだろう。そのためにも完璧を目指さなくてはいけない。と同時に、きく人に創作の苦しみを悟らせてはいけない。音楽は、知性と詩情にあふれた優雅な仲間であるべきだ。
彼の創作スタイルは、自分の納得がいくまで改訂を重ねる、ベートーヴェンのような推敲型に変わっていた。”
(本文より)
■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。
東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)