アニメ顔にルネサンス時代のボディ?大矢一穂の個展「Re:presentation−心的表象の絵画−」を7/5~7/17までMEDEL GALLERY SHUで開催
大矢一穂
個展「Re:presentation−心的表象の絵画−」
2024年7月5日〜7月17日
13時〜19時|最終日は17時
木曜日休廊
大矢一穂|Kazuho Ohya
大矢一穂
ステイトメント
人間は、言語表現の理解・表現を得意とする「言語タイプ」の人間と、視覚表現の理解・表現を得意とする「視覚タイプ」の人間に分かれるそうです。私は絵画を制作していますが、「言語タイプ」でもあり、自分の身に起こったことや感じたことを言葉にして周りの人に伝えたい欲求が強いです。しかし、言語表現にしてしまうと、直接的すぎたり、思念のみの表現になったりして、的確性に欠けるとも感じています。
19世紀後半より起こったモダニズムアートの影響により、人物や神などを中心とする従来の物語的な絵画は少なくなっていきました。しかし、人が自分(人間という存在そのものを含む)自身に巻き起こったことを概念化し物語として提示することは本能の様なもので、映像・インスタレーション・絵画問わず多くの媒体で物語的な仕事は続いてきました。しかもモダニズムアートからも様々な手法や考え方を吸収し、その物語の表現はますます深く大きくなっているように思います。