、斬新な舞台になるのではないかと大きな期待を寄せています。
観客のみなさんと一緒に、新生「パレード」を楽しみたいと思っております。
——吉田修一」
脚本・演出:平塚直隆コメント
「『パレード』は危険な本ですよ。読み始めると途中でやめられないようになってますから、次の日の朝が早い夜に開くのはやめた方がいいです。一番の危険は、恋愛も笑いもサスペンスもどんでん返しもあって守備範囲高めなのに、結局どんな話か説明しようとするとすべてがぼんやりしてしまうところです。考えれば考えるほど、なんだかすべてが嘘だったように思えてきます。そこには何も無かったかもしれないし、それこそが真実かもしれない。などと「真実」という言葉を使った途端、嘘臭くなって自分すら信じられなくなります。
実に危険です。そんな本を初めましての俳優達と舞台化するんですから今から震えが止まりません。もちろん武者震いです。」
伊原直輝 役:仲田博喜コメント
「この度、舞台『パレード』にて直輝 役を演じさせて頂きます、仲田博喜です。
10年以上前の作品ですが、これまでにも小説、映画と色々な場で注目をされてきた作品の舞台化ということで、
今の現代社会にも響くメッセージが作品の中に、散りばめられていると思います。