「出資率229%」投資家たちにクラウドファンディングが人気な理由は?
2020年比で2021年は2.5倍の市場拡大となったが、2022年は募集額が安定していない。
しかし、これは需要が伸びてないということではない。
※調査機関:2022/2/1~2022/5/10
※調査内容:46事業者のファンド情報
各事業者の募集枠に対し、数倍の出資申込が殺到している。不動産クラウドファンディングのトモタクも、GW明けにかけてファンドへの募集を行ったが、募集額6300万円に対し229%、1億4千万円以上が集まった。当選は6人に1人程度であったということなので、大半が落選である。
【需要に供給が追い付かない理由】
結論から言うと、「収益不動産の仕入れが安定しないから」である。少額、短期間で始められるとはいえ、不動産クラウドファンディングの根本は不動産投資だ。収益物件に投資をするわけなので、当然だが投資をして利益が出なければいけない。
しかし、誰がどう見ても買い、という不動産はそうそう存在しない。事業者は魅力的な物件を年中探し回るが、月に1回、2回の募集でもハイペースなのだ。
(参考)
・「不動産投資とは?」簡単解説!初心者が知っておくべき要点
https://www.tomotaqu.com/topics/about-real-estate-investment/2030/
この現状が、需要増大に対して市場規模が安定拡大していない原因だと思われる。