芝居処 華ヨタが小林多喜二『蟹工船』を上演 先行予約の受付は7月31日(水)まで
を得意とする内田達也が務めます。
両者はともに今年満29歳。奇しくもかつて原作者の小林多喜二が特高により拷問死させられた年齢です。
約100年前に執筆された『蟹工船』ですが、「労働環境」や「社会的立場の格差」、また、「日々に追われる環境の中で、政治や大きな力に対する無力感に苛まれること」、「それでも生活を諦めたくない気持ちから一致団結して立ち上がる様子」など、現代の観客にも大きく共感していただける作品ではないかと思います。
お得な先行予約の受付は7月31日(水)まで。どうぞご期待ください。
あらすじ
1926年、春。
日露戦争の21年後、第一次世界大戦終結から8年経った《かりそめの平和の時代》。
日本とロシアはオホーツク海を挟み睨み合っていた。
政治の海で繰り広げられたのは北洋漁業の覇権争い。
ロシア人が8時間で仕事を切り上げるのならこちらは、10時間、13時間、大漁なら更に休む暇もない。法に守られない蟹工船の労働者たちは、文字通り巻き込まれていた。
『自分たちの権利』
頭の中にその言葉が浮かんだ時、地獄のような環境で生活する労働者が少しずつ変化していく。
その先に彼らは何を選択するのか、労働者たちの一歩目が始まる。