芝居処 華ヨタが小林多喜二『蟹工船』を上演 先行予約の受付は7月31日(水)まで
その感覚は、この本を読んだ時に感じたエネルギーにすごく近い。 毎日、様々な出来事が起こる中で、震災や人災、不況や戦争など、世界は苦しい状況に見舞われている。数え上げればキリがないほどに。そんな世界を見ているとなんだか自分がとてもちっぽけな存在であり、いてもいなくても問題ないんじゃないかと感じてしまう。 しかし、生きていたい。どうせ、生きるなら楽しくいたい。そのために、演劇の力や、95年前の勇気を借りて、もう一回必死になってみる。 この公演をやっているこの瞬間だけでも、僕らが世界のど真ん中だ。
それだけでいいじゃないか。
団体概要
芝居処は「人が集まれる場所になれるように」との願いから、華ヨタは劇団モットーである「気ままに華のある人生を」と、落語で間抜けな言動で失敗を繰り返すキャラクターとして描かれ複数の噺で聴衆の笑いを誘う「与太郎」の与太を掛け合わせた語。
演出家の内田を中心に「演劇表現の追求」と「ものごとの解釈」に焦点を当て既存の名作や提供新作に挑んでいる。より多くの人の娯楽の選択肢の中に【演劇】が入って欲しいという考えのもと、演劇的表現に強くこだわり【総合芸術】と言われる演劇の可能性を常に追求していく。