介護の必要な高齢者や認知症になった方が簡単に使えるコミュニケーションツール「ケアびー」を開発した「Hubbit株式会社 代表取締役 臼井貴紀氏」の取材記事を11月13日公開
加えて、東京立地にはさまざまな恩恵があると言います。
「東京には各方面の事業者が多く、困りごとをすぐに解決することができます。IT 関係、タブレット開発やOS開発、通信キャリアなど、都心部に本社がある企業がほとんどなので直接会うのも楽ですし、知人を通して紹介も生まれやすいです。イベントや勉強会の数も圧倒的に多く、そこに参加して課題を解決することも可能。さらに、ベンチャーキャピタルも東京に集中しています。お金のないベンチャー企業がわざわざ東京に出向いてくるのは大変ですから、資金調達の面でも東京は有利だと言えるでしょう」
最後に今後の展望を伺いました。
「ケアびーのサービスを全国で展開し、後期高齢者のインフラにするのが目標です。それができたら次は、介護が必要になっても自宅で最期まで過ごせる介護施設と在宅介護の中間の世界観を作っていきたい。
介護保険の仕組みとケアびーを組み合わせれば、夢ではないと考えています」
同社が入居するSHIP(品川区立品川産業支援交流施設)のオープンラウンジ。個室オフィスは16室あり、入居者はオープンラウンジも利用できる
■企業概要
会社名:Hubbit株式会社
所在地:東京都品川区北品川5-5-15
代表者:代表取締役 臼井貴紀
設立:2019年(平成31年)