講談+現代劇で描く演劇作品 フルタ丸講談 vol.2『八百長入門』ビジュアル解禁 カンフェティでチケット一般発売開始
彼女たちは集い苦労を分かち合いながらも、自らの境遇に酔っていた。
しかし、週刊誌がすっぱ抜いた八百長疑惑報道を発端に崩壊が始まる。
疑心暗鬼に陥る妻たちは互いを疑い始め、敵の敵は味方のはずが、どこまでも敵だったりしてもう誰も何も信じられなくなっていく。
そして、彼女たちは八百長の門をくぐる。
【作・演出フルタジュン】
今年の夏に初めてフルタ丸講談『枡目街交差点』を上演しました。実験的な部分と面白いものができるかもしれないという予感のもと、結果として良い方向に転がりました。フルタ丸講談には世界を自由自在に広げたり畳んだりできるようなシームレスな魅力があると感じ、そういった演劇の作り方をずっと望んでいた自分としては千載一遇の出会いを得たような気持ちでいます。「講談+現代劇による演劇」をフルタ丸講談と呼んでいるわけですが、歴史ある伝統芸能に襟を正しつつも、やりたい放題の精神で臨みたいと思います。
【フルタ丸講談vol.1『枡目街交差点』劇評/劇評家 藤原央登氏より】
劇的な心情を抱えた登場人物たちが、風景と共に観客の脳内に想起させられる。優れた俳優の語りに触れた時、つかこうへいの作品は講談だと感じたことがある。