今ここからがスタート、世界中に届くような歌を 「上田正樹R&B BAND Special Guest:永井“ホトケ”隆・山岸潤史」 公演に向けて、上田正樹インタビュー公開!
僕自身はずっとアンダーグラウンドでいいと思っていたんです。でも、外から歌謡曲を批判するのはやめようと思って、一回自分で歌謡曲をやってみて、それが自分の体に馴染まなかったらやめればいい、そんな気持ちで入っていきました。『やっぱり馴染んでないなぁ。やめようかな』って思った頃にレコーディングしたのが「悲しい色やね」だったんです。それが売れまして。あの時代に出したからこそ売れたのかなと思いますね」
――その後もライブで歌い続けてこられて、最近では歌謡曲というより、“R&B”といったほうがしっくりくる感じのアレンジになっていますね。
「そうなんですよ。あの曲も自分の中でどんどん変化を遂げていって、今、すごくR&Bになっています。
この曲に限らず、自分の中のベーシックみたいなものとして“R&B”が出来上がったかなって思うんです。50年くらい掛かりましたけど(笑)」
――現在のバンド名が「上田正樹 R&B BAND」というくらいですから。
「僕の師匠的存在はレイ・チャールズです。彼の演奏は日本は勿論、海外もあわせて数えきれないほど生で聴いていて、僕のことを“マサキ”って呼んで可愛がってもらいました。