THE RAMPAGE・RIKUが前田慶次を熱演 「演劇だからこそ届けられる“Love, Dream, Happiness”がある」、 『前田慶次 かぶき旅 STAGE&LIVE ~肥後の虎・加藤清正編~』開幕
前田慶次がときの天下人・豊臣秀吉から「生涯傾奇ご免」の御免状をもらう場面から、一貫して慶次は“命がけの意地”を貫き通す。RIKUがTHE RAMPAGEとして培ってきた力強く伸びやかな歌声と、ダンス仕込みの動きが、慶次の型にはまらない自由奔放な生き様と見事にマッチ。決して折れることがない剛柔併せ持つしなやかな慶次像を作り上げた。
中央に組まれた回転舞台を駆使した迫力あるステージングや、愛馬・松風の活躍、登場人物の心情を歌う楽曲に乗せて繰り広げられるアクションなど、舞台ならではの見せ方も本作の魅力。アンサンブルには、LDH発の世界一激しいパフォーマンス集団・RAG POUNDのメンバーも参加しており、戦国時代とダンスパフォーマンスとの融合によって、新感覚の歴史舞台が生まれていた。
本作は物語が進むなかで、各キャラクターのテーマ曲となる楽曲がいくつか登場する。本編後には、それらの楽曲をまとめて楽しめるLIVEパートが披露される。傾奇者な前田慶次の痛快な生き様を本編で楽しんだ後、さらに応援グッズとともにLIVEパートを楽しめるというのも本作の見どころの一つ。
この日のゲネプロも、ステージ上の熱に呼応するように客席からも熱い歓声が上がり、一体感ある時間となった。