2024年5月9日 16:59
ふぉ~ゆ~辰巳雄大、秦建日子氏作品の“奇跡”に「衝撃を受けた」 念願のカンパニー入りに喜び「芝居で呼ばれるようになった」
旗揚げ公演として上演した『Pain』を観劇したと明かし、「その日はゲリラ豪雨のような天気で、作品の終盤ですごい雷の音が鳴ったんです。僕は最初それが演出の音響だと思ったのですが、実は違ったと。それがすごく響いたと言いますか、“演劇は生ものなんだ”ということをすごく感じて、衝撃を受けたんです」と語る。
そして「そのときからずっと、秦さんの名前を見るたびに『いつか絶対出たい、秦組に参加したい』という強い気持ちがあった」と言い、「今回作品に参加できることが決まったとき、まずはその当時から長年掲げてきた目標を達成できた気がしました。『俺、ここまで来たぞ』というか、芝居でちゃんと呼ばれるようになったんだという自覚が生まれて、すごく気合いが入ったんです」とうれしそうに伝えた。
達成感と強い決意を胸に臨む今作。「秦さんの作品ということで、僕自身がお芝居の中ですごく大切にしている『演じるのではなく、その役として生きる』というものを突き詰めたい」とし、「秦さんの脚本はそういうチャレンジができるので、役者として階段を1つのぼるため、自分の中でのハードルを上げて臨むべきものだと思っています」と意気込んだ。けいこをスタートさせた現在、出演キャスト全員がそれぞれに試行錯誤をしている最中だと言いながら、「演劇は一度として同じものができないものだと思っています。