宮沢りえ“青年貴族”→女性を熱演する『オーランド』開幕 “皇女”ウエンツ瑛士との体当たりシーンも公開
“青年貴族”→女性を熱演する宮沢りえ(右) (C)ORICON NewS inc.
俳優の宮沢りえ、ウエンツ瑛士らが4日、東京・PARCO劇場で上演されるPARCO PRODUCE 2024『オーランド ORLANDO』(5~28日まで)プレスコールに登壇した。
20世紀モダニズム文学の重鎮で最も有名な女流作家のひとりであるヴァージニア・ウルフの代表作『オーランド』。主人公オーランドが、時代も国境もジェンダーも飛び越えて、数奇な運命に立ち向かい、真実の「私」を探求する物語。1992 年には映画化もされ、人気作として世界中で愛されている。
青年貴族から女性へ変ぼうし、16 世紀~20 世紀を超えて生き続け、30 代から年をとらないオーランド。この幻想的なオーランドの人生には、ヴァージニア・ウルフによる、英国においてあらゆる女性の権利が制限されていた社会への
風刺的な視点が込められている。
今作では、男性中心の時代から女性が一人の人間として自立してゆく様子を、演出家・栗山民也の原案、詩人・岩切正一郎の翻案で鮮明に舞台作品へと落とし込み、現代によみがえらせる。
公開されたプレスコールではその美ぼうでエリザベス女王までを魅了してしまう青年貴族・オーランドを演じる宮沢が、ウエンツ演じるルーマニアの皇女・ハリエットから激しいアプローチを受けるシーンなどを長い独白セリフを交えて体当たりで熱演。