「“透け”は気になるが、白は着たい!」毎年困る、夏場の“肌着が透ける”問題…紳士服メーカーが打ち出した解決策とは?
![BODYSHELL(R)EXを使用した婦人服](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FOriconStyle%252F2024%252FOriconStyle_2334695%252FOriconStyle_2334695_63458bc19039e6c6fe5c_1.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
BODYSHELL(R)EXを使用した婦人服
薄着の季節になると多くの女性を悩ませる“透け”問題。クールビズや服装自由化の流れでジャケットを着用する機会が減るなか、白や淡い色を基調とした薄手の衣類では、下着のラインが浮いたり、色が見えたりしてしまうのだ。人に不快感を与える恐れがあるほか、不躾な視線やセクハラの餌食になりかねないこともあり、涼しさを犠牲にしても“透け対策”を優先させる女性も多い。そんななか「洋服の青山」を全国展開する青山商事が、医療用白衣と同等のレベルで透けない白Tシャツを発売し、前年比200%の売上で想定以上の伸びを見せている。いま、女性たちが仕事服に求めるものとは?夏場の“透け”問題、その背景を取材した。
■トレンドのシアー感、ビジネスシーンでは雑音に
「きちんとした格好をしなければならない、したい、というお客様にとって“透け”は非常に気を使われるポイントだという印象があります」と語るのは、青山商事株式会社商品部の谷本つくしさん。今のビジネスカジュアルにおいて、「透け対策はもはや標準装備」だという。
「弊社がレディース商品を取り扱い始めた当初から“透け対策”は当たり前の品質のひとつで、標準装備されなければならないものでした。