『光る君へ』“彰子”見上愛「これまでの人生の中で一番大きな歓声」 吉高由里子とトークショー
でも彰子さまが一瞬、心の扉を開いてくれたと感じる時がありました。その時にまひろは、自分の居場所であることを確信して、女房として仕えることの役目や使命感に出会ったんだと思います。
彰子さまの心の内や表情などを垣間見るたびに、まひろは強いやりがいを感じているんだと思います。まひろの身に起こることすべてが「源氏物語」の種としてまかれているものなんだろうなと思うので、そこを照らし合わせて見ていただけると嬉しいです。
■藤原彰子役見上愛のコメント
(客席中段から吉高とともにサプライズで登場し)これまでの人生の中で、一番大きな歓声をいただきました(笑)。大津市には初めて足を運んだのですが、延暦寺など私が演じる藤原彰子にゆかりの深い場所を訪問し、彼女の願いや人物像に思いを馳せることができました。
大河ドラマは初出演で、撮影初日からすごく緊張していたのですが、吉高さんが気さくに話しかけてくださったおかげ、チームの一員となれました。彰子なりにしっかり考えを巡らせているけれど、自身の感情や考え方をどのように周りに伝えたらいいのかわからない。
それゆえに無表情となってしまうというキャラクター像を演出スタッフと練りました。