豊川悦司&中村倫也、『No Activity』凸凹コンビ再演 お互いに「幸せ」
今、この瞬間に何が起きているのかを敏感に把握し、それを咀嚼(そしゃく)して表現に置き換えることができる。そういう技術をもった俳優さんだな、というのを改めて感じましね。一つひとつのシーン、一つひとつの台詞に対して、彼が現場に持ち込んでくる解釈が新鮮というか。「そうくるか」って。それはもう毎日が刺激的で。すごく幸せだなって再認識しました。
【中村】豊川さん演じる時田の一挙手一投足、ちょっとした目の動きが意味するもの、何もかもが楽しくて。ワクワクするし、ほっとけないし、何ですかね、この感じ(笑)。
時田のファンなんだな、僕は、と再認識しました。今や呼吸をするかのように、何もてらわずに一緒にいられる幸せをかみしめています。
――シーズン1でも絶妙な笑いを誘うやり取りを見せた時田と椎名のコンビでしたが、演じる上で意識していたことはありますか?
【豊川】この作品ではまず自分が楽しむ。それが視聴者にも伝染していくんじゃないかな、という予感があったので、時田と椎名の関係を楽しもう、と思いました。もし、自分が楽しめなかったら、その時は何か考えようと思っていたけど、幸い、楽しめなかった瞬間は皆無でしたね。