『極悪女王』で手に入れた“宝物”とは? ゆりやんレトリィバァ×唐田えりか×剛力彩芽【インタビュー】
【剛力】その辺も長与さんご本人と似ているな、と思っていました。
――80年代の日本、当時のカルチャーの再現度の高さも見どころですね。
【ゆりやん】1980年代のことは生まれる前(1990年11月1日生まれ)のことなので、当然知らないのですが、「これ、実家にあったな」とか「これはおばあちゃんの家にあった」と思うものがたくさんありました。部屋の中にあるもの1つ1つが面白くて、日本中から送られてくる嫌がらせの手紙も、1枚1枚ちゃんと書いてあって、すごいなって思うことばかりでした。プロレスの試合会場に行ったこともなかったし、テレビで見ていたわけでもないけれど、タイムスリップした感じとはこういうことか、と思いました。ダンプさんや長与さん(※)も「当時と全く一緒だ」と言って驚いていました。
※長与千種はプロレススーパーバイザーとして、準備期間から俳優たちの肉体改造の指導、プロレスシーンの構成などを担当した。
【剛力】全女(全日本女子プロレス興業)の道場やバスも当時のものとそっくりそのまんまだったらしく、長与さんが「懐かしい」と感激していました。
【唐田】衣装も全部ご本人が着ていらしたものを再現しているんです。