なぜ平成? 朝ドラ『おむすび』の狙いを聞く 制作統括・宇佐川隆史氏「よく失われた30年と言われていますが…」
連続テレビ小説『おむすび』の場面カット(C)NHK
俳優の橋本環奈が主演を務める、連続テレビ小説『おむすび』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)が30日にスタートする。このほど制作統括・宇佐川隆史氏がインタビューに応じ、劇中の時代設定に“平成”を選んだ狙いを聞いた。
今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。
――『おむすび』の時代設定に平成を選んだ理由は?
■制作統括・宇佐川隆史氏
直近の3作『らんまん』『ブギウギ』『虎に翼』は、かなり昔の時代設定かつ、それぞれにモデルとなる人物がいる。やはり朝ドラとしては、いろんなことに挑戦して可能性の幅を広げていきたい。現代なのか、はたまたもっと昔だったりとか…。とにかく違うことにトライしたいという感覚は持っていました。
その上で平成を選んだ理由としては、私や(脚本の)