水谷豊、『相棒』25年の継続は「私にとっても不思議な現象」 寺脇康文も「豊さんを心から尊敬」 と称賛
寺脇:そう言っていただくと本当にうれしいです。
■寺脇から見た、水谷のおちゃめな一面
――長いお付き合いのお2人ですが、最近知ったお互い知らなかった一面はありますか?
寺脇:何かあるかな。方向音痴なのは前から知っていましたしね。
水谷:私がセットを出てどこか行こうとすると必ずついてきます(笑)。
寺脇:おひとりでは帰って来られないので“見張り番”ですね(笑)。
水谷:初期の頃もそうでしたか?
寺脇:当時もそうでしたよ。シリーズの何年目かに、特命係のセットの作りが真逆になったんです。部屋への入り方も机の配置も全部反対になったので、豊さんに「反対でやりづらくないですか?」と聞いたら、「本当?」って返ってきて。
反対になっていることに気づいてらっしゃらなかった(笑)。
水谷:方向音痴はそういうことに頓着しないんです。
寺脇:『相棒』の前からも作品やプライベートでお付き合いさせていただいているので、最近になって気づいたことはないかもしれないですね。水谷:長い付き合いだし、隠し事もないですしね。すみません、ネタがなくて(笑)。
――お互いのことを知り尽くしているのですね。
寺脇:これも前から知っていましたけど、“嘘”をつくのは下手ですね。