くらし情報『GLAY・TERU「継続すること」を模索し続けた30年、「声の劣化は、“人生の色合い”」』

GLAY・TERU「継続すること」を模索し続けた30年、「声の劣化は、“人生の色合い”」

そこからまたもう一つ、自分の未来を考えた時に、60歳、70歳になっても歌い続けられる歌い方と、継続できる歌い方が一番大事だと僕は考えています。もはや、僕の中ではキーを下げることが是なのか悪なのかという問題ではなくなっていて、継続をするためにはどうするのかを考えています」

――今、試行錯誤している最中だと言えますか?

「今回のアルバムも、TAKUROから楽曲を受けたときに、『これ、キーどうしよう』と悩みました。新しいアルバムの『さよらならはやさしく』という楽曲は、ハイトーンな曲なのですが、地声でいくのか、ファルセットでいくか、それともミックスなのか。その時にTAKUROが『いや、TERUの自由でいいよ』 と言ってくれたんです。『これで頑張って地声で歌ったからといって、すべて良い方向に行くわけではないし、ファルセットだからといって魅力が半減するわけでもない。TERUが歌うことに意味があるよ』って」

――取材陣、感嘆。

「今は原キーで、地声で歌えたとしても、いつか必ずそれができなくなる時が来るのを僕自身は感じているんですね。年齢を重ねれば重ねるほど、“声が劣化する”という言葉が使われると思うんですけど、どんどん落ちていくのは事実なので。

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