現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』製作発表記者会見、全キャスト84人が大集結
『レ・ミゼラブル』製作発表記者会見より (C)ORICON NewS inc.
東京・帝国劇場で16日、ミュージカル『レ・ミゼラブル』制作記者発表記者会見が開かれた。建て替えのため、来年2月から休館する帝劇にとって最後の『レ・ミゼラブル』になる。出演者が帝劇への思い出と共に、公演への意気込みを語った。
主人公・ジャン・バルジャン役の吉原光夫は、2011年に帝劇で「独白」を歌ったことを振り返り、「宇宙に飲み込まれるような感覚で、この劇場が嫌いで嫌いでしょうがなかった」と明かし、さらに『レ・ミゼラブル』についても「やるたびに怖くて辛く苦しいと感じる」としつつ、「それぐらい作品と自分が密接なんだと思った。大嫌いな劇場と一緒に『レ・ミゼラブル』の幕を閉じることも意味のあることなんだと思う。たぶん、好きなんですよ、大好きなんですよ。この劇場にあるいろんな思いや人の声、影と一緒に手を携えて仲直りして楽しく終えられたらいいなと思っています」と帝劇、今公演への思いを噛み締めた。
帝劇は2025年2月、建て替えのため休館し、新たな劇場へと生まれ変わる。
今年12月20日~25年2月7日公演の『レ・ミゼラブル』が、現・帝劇のクロージング公演となる。