『海に眠るダイヤモンド』「日給社宅」「外勤」って何? 知っておきたい端島ワードを解説
◆勤労課外勤
鉄平が鷹羽鉱業で就いた職種。主な業務は、住宅棟エリアに常駐し、主に炭鉱員家族の管理を行うこと。特に、炭鉱員の出欠勤を管理して無断欠勤を防ぎ、出勤率を上げるのは重要な仕事の一つだった。
また、職場のみならず生活面のサポートも行い、炭鉱員家族が安心して満足できる日常生活を送れるように生活環境を整えるのも外勤の仕事だったのだ。
さらに、島内を巡回して異常や不審者をチェックし、事故や犯罪を未然に防ぐのも外勤の役割。炭鉱員同士の喧嘩なども、そのほとんどは警察沙汰になる前に外勤が仲裁して収めていた。◆端島弁
劇中では方言が混じったようなセリフも印象的。鉄平が説明していたとおり、端島には九州を中心に各地方からさまざまな人が集っていた。
“ちゃんぽん”のように各地の言葉が混ざり合い、お互いが話すうちに少しずつ変化していったため、具体的に「これが端島弁」というものはないのだそうだ。
ちなみに、第1話で朝子と鉄平の幼馴染・百合子(土屋太鳳)が言っていた「やぐらしか」には、「面倒くさい」「うるさい」などの意味がある。
◆一島一家
島に住む人々全員が1つの企業のために働く特殊な環境。だからこそ島民には強い連帯感があり、支え合いながら懸命に暮らしていた。