中村獅童、母の思いが詰まった『あらしのよるに』に息子2人が参加 “自分は自分らしく”のメッセージが「心の支えになれば」
と明かしていた。
さらに「5回目なので、これだけやらせていただけたら、本当に10年、20年、30年、私がこの世から去った後の作品としては生き続けてほしいな」と思いも。「歌舞伎と絵本は普遍性があると思います。こういったストーリーが数多くの方たちに愛される時代になれば、もっともっと世の中がいい時代になっていくのではないかなというような思いも込められているんです」と熱い思いを伝えていた。
■『あらしのよるに』
ある嵐の夜、真っ暗闇の山小屋で偶然出会った狼のがぶと山羊のめい。2匹は、お互いの素性を知らぬまま夜通し語り合い、「あらしのよるに」を合言葉に再会を誓う。嵐の過ぎ去った翌日、がぶとめいはお互いの姿を見てびっくり。がぶは山羊が大好物だが、めいが言ってくれた「友だち」という言葉がうれしく、山羊が大好物ということを隠して、2匹は友情を育んでいく。
一方、狼のぎろは自分の片耳を食いちぎった山羊に深い恨みをもっている。不思議の術を会得したおばばから片耳が元に戻る方法を教わり、がぶと一緒にいるめいを襲うが、がぶはめいをかばって囚われの身となってしまう。めいはがぶを助けようとし、その前にぎろが立ちはだかる。