“ブンレッド”井内悠陽ら若手俳優ユニット「WAVE」、お披露目イベントでコント×ダンスパフォーマンスに挑戦
「うーん…。逆に大也として読むということができなくなってしまって、初めて大也が自分から離れたという感覚のほうが近いですね」
――大也の、井内さんも知らなかった一面を知ったような感覚でしょうか。
「初めて知ったというよりは、まだ描かれていない一面を想像はしていたけれど、いざ文章になって台本として読んだときに、改めて感じたことがあったんです。大也はよく『自分のハンドルは自分で握れ』と言います。僕自身も自分のために演技の仕事をやっていて、何があっても自分で越えてきたのは自分のためでした。それは大也も同じだと思っていたんです。でも大也の行動は、自分のためだけではないのではないかと思い始めて。『大也って本当はこういう人なんじゃないか?』という第三者視点ではじめて大也を見たんです。
そういう意味で、一回大也から抜けてしまって。でも、大也を演じるうえで自分の中に第三者視点が出てきたのは初めてなので、だからこそ、このあとの話を演じることにワクワクもしています」
――今のお話をきいて、新たな視点が加わったことによって、より井内さん演じる範道大也という人物に奥行きがでるのではないかと、期待が高まりました。