更年期を川柳で表現、“推し活費”まつわる作品が金賞
応募は2倍に!第2回『更年期川柳』授賞式の様子
50代女性向けファッション誌『大人のおしゃれ手帖』(宝島社)は20日、第2回「更年期川柳」入賞作品を発表。都内で授賞式と、更年期の症状やエピソードについて語るトークイベントを開催した。
金賞は、56歳女性たかさんの作品で「推し活費家計簿上は『婦人科費』」が受賞した。
「更年期川柳」とは、更年期症状は多くの人が抱える問題でありながら、友人同士でも話題にしにくく、情報交換や気晴らしができる機会が少ないことに危機感を感じた同誌編集部が「皆で共有しやすい世の中のきっかけを作りたい」「モヤモヤを言葉にして吹き飛ばし、少しでも前向きな気持ちで更年期を過ごしてほしい」という思いで発案した公募賞。今回は8月7日9月30日までの期間募集し、審査委員長をお笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子、審査員を産婦人科医の高尾美穂氏らが務めた。
昨年に続く第2回目で、応募総数は約2倍の2721作品が集まった。今年は特に男性更年期をうたう川柳が増加し、男性にとっても「更年期」がより関心の高いテーマであることがうかがえた。
同誌の橘真子編集長は「妻の心情に寄り添った作品や、女性への労り、家事参加への奮起など、頼もしい作品が多かった印象です」