WRC、ドライバーズタイトルはヒョンデの“苦労人” 苦節11年で初戴冠「本当に夢が叶ったような気持ち」
ドライバーズタイトルを獲得した「Hyundai Shell Mobis World Rally Team」のティエリー・ヌービル
世界最高峰の自動車競技『世界ラリー選手権』(以下/WRC)の最終戦となる『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』(以下/ラリージャパン2024)が21日から24日まで、愛知・岐阜で開催され、総合王者が決定した。
WRCはFIA(国際自動車連盟)が主催する自動車競技の世界選手権の一つ。1973年に創設され40年以上の歴史を誇るスプリントラリーの世界最高峰の大会だ。SS(スペシャルステージ)と呼ばれる、交通が遮断された一般道を市販車ベースのマシンで走り、区間タイムを競いあう。
サーキットレースとは異なり、SSでは1台ずつの走行が基本となり、1~3分の間を置いてスタート。3~4日間に渡り行われ、SSの合計タイムによって、競技最終日である日曜日に勝敗が決まる。SSはターマック(舗装路)、グラベル(未舗装路)、スノーなどさまざまなコンディションの道で行われ、ラリーごとにコースのキャラクターは大きく異なることも特徴。また、SSとSSの間は公道を走行して移動を行い、その移動区間では他の一般車と同様交通ルールを守って走らなければならず、ドライバーと、コ・ドライバー(助手席に座り、ドライバーをサポートする役割)