60歳からセカンドライフの新居 窓&ベランダナシ、さまざまなものを“やめた”家【住人十色】
通り庭の一番奥にある階段を上がった2階が生活のメインスペース。約30帖の落ち着いた雰囲気のリビングダイニングキッチンが広がる。壁に窓はないが、通り庭の天窓から入る光が壁に照射し、部屋に明るさを届けている。窓を取り付けなかった理由は、埃がつきやすく、季節ごとの洗濯が面倒なカーテンが嫌いだったことだという。
また、この家で「やめた」のが、洗濯物を干すベランダ。掃除やメンテナンスが面倒だったベランダの代わりに、天窓から光が入る場所にインナーバルコニーを設けた。家の中なので、天気や虫を気にせず洗濯物を干すことができる。
そして夫が新居を建てるにあたり、最も「やめたかった場所」が、庭。
手入れが大変なうえ、以前の家では思ったほど庭に出なかった。実はもう1つ、奈良の土地柄ならではの「庭をやめた」理由は、鹿が家に来てしまうことだそう…。
60歳で建てたセカンドライフを過ごす家。この家に暮らし始めてから2人の会話が以前よりも増えたといい、妻は「60歳になって挑戦って大変かなと思うんですけれども、やってよかったなって」と新生活を堪能している。
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