『新語・流行語』年間大賞に『ふてほど』 野球関連ワード“4年連続”ならず【トップテン一覧&理由掲載】
【界隈】
同じものが好きな人同士でつながって楽しむような意味合いで、「界隈」が使われ始めた。もともとは地理的な範囲で「その辺り一帯」を意味する言葉だったのだが、新しい展開の流行語である。「仲間」とか「近い存在」といった、「共通の人びと」を指すように、「自然界隈」であれば山や川など自然のある場所を好む人たち、「水色界隈」であれば水色のファッションを好む人たち、といったぐあいである。そこからSNSでは「回転界隈」が話題になった。これは楽曲にあわせて、最初は正面を向いている人がその場で90度ずつ回転して、コーディネートの全体像を披露する動画。こういった発展も含めて、若者もおとなも、「○○界隈」を面白がっている姿がみられた。一般の語が、新たな展開で認識され、思わず使いたくなるような語として広まる。これこそが「新語・流行語」の醍醐味なのだ。
【初老ジャパン】
2024年夏季オリンピック・パリ大会。総合馬術団体で銅メダルを獲得した。馬術でのメダル獲得は92年ぶり。92年前、ロサンゼルス大会の馬術障害飛越で金メダルを獲得したのは、かのバロン西こと西竹一(にしたけいち)、太平洋戦争中に硫黄島で戦死したとされる軍人だ。