『さよならのつづき』撮影秘話や作品に込めた思いなどを語り合うスペシャルインタビュー
悲しい現実はなくならないけれど、それをどう乗り越えるのかということが一番大きなテーマだった。問いかけで言うと、人は人をどれだけ愛せるのか、どれくらい愛し続けられるのかということですかね」と、脚本家としてこの作品に賭けた並々ならぬ覚悟と本作に込めた想いを明かしている。
有村と中村の対談では、全話の中でも特に話題の2人が対峙するシーンが初めての共演だったと明かし、本編においても重要な場面だからこそ、かなりの緊張感の中で作り上げられたこん身のシーンにおいて、有村が「ある意味お互いが心の声をぶつけられた」と伝えると、中村も同様に「あの瞬間にしかできない演技をお互いにぶつけあえたと思う」と確かめ合うように振り返った。
さらに、2人がそれぞれ演じた役どころの共通点である“自立した女性像”においてトークが及ぶと、それに付随し脚本の岡田は「強いだけでなく繊細だけれども、最終的には自分で全て決めて行動するというヒロイン。今まで有村さんを何度か書いてきた中で一番強いヒロインになった。すごい好きです。」と語り、日本のドラマでよく描かれてきた女性像からのアップデートにおいてこの作品での新たなチャレンジを明かす興味深いエピソードも。