大谷翔平ものまね芸人、『流行語大賞』年間大賞を「50-50」逃し心境「うれしさと悔しさの50-50」
40年後、新紙幣は印刷されるのかしら。
【50-50】
最終結果は54本塁打、59盗塁の記録を残した。現実が記録の節目を軽やかに超えてしまう。50-50が報道されたときには、すでに51-51だったのだから。大谷翔平選手は2023年末、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍入団会見で「まず優勝することを目指し、優勝に欠かせなかったと言われる存在になりたい」と話し、ほんとうに1年めで実現してしまった。ワールドシリーズでも打つ走るはあたりまえ、パドレスのダルビッシュ投手から打てない姿さえも魅力に映る。昨年に続いてホームラン王。そして打点王と二冠。
加えてトリプルスリー達成。2年連続3回目のMVP。これら偉業の前にはメモリアルも賞賛の言葉も追いつかない。2024年も日本全国SHOHEI OHTANI頼みの1年だった。
【ふてほど】
大手自動車メーカーの認証不正、パーティー券収入の収支報告書不記載など、2024年は不適切事案が目白押しであった。一方、昨今強化されているのがコンプライアンス。企業は顧客・株主への社会的責任はもちろん、従業員一人ひとりにもハラスメントだ、働き方改革だと配慮が求められる。集団優先、滅私奉公で経済成長時代を生きた昭和世代にとってはまさにタイムスリップしたかのような激変である。