『おむすび』キムラ緑子が伝えたいこと「震災のPTSDも描かれますが、物語としてはずっと明るいです」
連続テレビ小説『おむすび』の場面カット(C)NHK
俳優の橋本環奈が主演を務める、連続テレビ小説『おむすび』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)に出演中のキムラ緑子がコメントを寄せた。
――出演が決まったときの気持ちは?
関西出身ですし、大阪でお仕事をさせてもらうことも多いので、朝ドラの撮影を大阪でできることは、ほっとしますね。BKNHK大阪放送局はアットホームな雰囲気なので、関西弁でお芝居ができることをうれしく思っています。
――演じる役・佐久間美佐江について
さくら通り商店街でパン屋を営む美佐江は、明るくて元気で人を幸せにしようとする女性です。30年前の阪神・淡路大震災で被災していますが、震災という壮絶な体験をもつ人は本当に強くて優しいのです。一方で、被災した体験を演じることの難しさを感じています。実際に被災したことがないので、それは絶対に無理なんです。でも無理だと思い続けても、それでも起こったことを何とか想像して演じることが大事だと思っています。
食べ物がない、水がない、何日も着替えもできないという避難所の設定であっても、実際の避難所の撮影では、その日に現場に入ってその時だけの撮影です。