パリの新コンテンポラリーアート・スペース【Nahoのおパリ文化回覧帳 vol.3】
外の景色を感じることで、街の一部、世界の一部であることも再認識できます。
劇場や美術館の多くは、展示物の管理という面からしても、こうして自然光を入れることは不可能なのですが、ここは別。それは、「ここは閉ざされた場所ではなく、人々へ向けて開かれた場所である」という意思さえ感じられる気がします。
写真では見づらいかもしれませんが、こちらは先ほど3階にたくさん撒かれていたラメが落ちてくる様子です。天井を見ても目立った仕掛けがなかったので、私たちが実際に歩いていた3階のラメそのものかもしれません。これも、モバイル式の床がなせる技!日の光を照り返しながら、きらきらと輝き、落ちていく様子に見入ってしまいました。
体験型、参加型のエキシビジョンを通じて、大きな発見と感動を
日本の美術館やギャラリーは、展示されている作品をただ観賞するタイプのエキシビションが大部分だと思います。
しかしパリには、体験型、参加型のエキシビションが多く開催されています。
そこでは、見る、聞く、触れるといった知覚を通して、発見と感動を得ることができます。