日常にアートを。アーティストと巡る、ブルックリン美術館【My Favorite New York vol.4】
「周りの目を気にすることなく暮らせるのがニューヨーク。誰も人のことを気にしない心地よさに惹かれた。」とRyosukeくんは話してくれました。
「アーティストにとって、ニューヨークは日本よりもアート・シーンにかかわれるチャンスが多いけれど、競争率も高い。どうやってチャンスを掴むかを見極めないとならないんです。」
そんなアーティスト側のアート界の話をRyosukeくんから聞きながら巡る美術館散歩は、いつもとは違う趣がありました。
こちらはRyosukeくんの作品。
なぜ猫を書き始めたの?と聞くと、「キャンバスを張っている時に、壁に立てかけるのだけど、その時にちょっとキャンバスの端が耳のように立つんですよ。冗談で猫の耳のように形を整えたら、今まで自分が描いてきたものとしっくりくるなあと思って、描き始めたんです。ギャラリストは『猫は、物と人間の中間のような存在。この世で生きているのだけど、人間と深いつながりがあるのだけど、そんなに関わりを持とうとしない。その存在感が、神様や妖精はどこにでも存在するという日本人が持っているカルチャーと重なる。