「ポルトガルで素敵な物作り」【このごろ夢中になったり想ったり 18】
ただ生産のサイクルがいつもの日本でのイメージの様には進まないので難しかったですね、、、。
まずパターンを日本で起こしてパリに送り細かい指示をフランス語に翻訳。
リバーレースと生地をパリからポルトガルに送る。
必要なレースの染色は現地でお願いする。
色確認を日本に送ってもらって問題があれば再染色。
それからサンプルを制作。
パリで一旦採寸などチェック。
日本に送って貰って確認。
パターン修正をして同じ手順でセカンドサンプルを進行。
それをパリで受け取ってパリファッションウィーク中の合同展示会に展示して受注を受ける。
その後サンプルを日本に持ち帰り東京での展示会にて展開。
最終的にオーダー数をまとめて現地に発注。
生地とリバーレースなどの手配をして最終パターン修正をして送る。やっと量産進行です。
ですのでやはり納期遅れの問題やコミュニケーション不足による細かい問題があったりで
製品自体はとても素敵でしたが時間のサイクルを見直さないとなかなか難しく
一時中断せざるを得ませんでした、、、。
現地の工場も技術者の高齢化とか吸収合併があったりとか
小ロットでの生産が難しくなっている状況もあります。