くらし情報『“いのち”は受け継がれる。ヴェンダース監督が語る新作『Pina』』

2012年2月23日 18:41

“いのち”は受け継がれる。ヴェンダース監督が語る新作『Pina』

“いのち”は受け継がれる。ヴェンダース監督が語る新作『Pina』
2009年にこの世を去った後も多くの賛辞を集めている天才舞踊家ピナ・バウシュの世界を3D映像で描いた映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が25日(土)から日本公開になる前に、本作を手がけたヴィム・ヴェンダース監督がインタビューに応じた。

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『ベルリン・天使の詩』や『エンド・オブ・バイオレンス』など作家性の高い作品で熱狂的なファンを生み出しているヴェンダース監督と、天才舞踊家にして振付家でもあるピナ・バウシュが出会ったのは1985年のこと。初めて彼女の舞台を観たヴェンダース監督は大きな衝撃を受けたという。「私は映画監督ですから、俳優に演技指導をして『ああ動け、こう動け』と指示します。でも私はピナのダンスを観て、自分がいかに身体表現について無知であったのか思い知らされました。もし、それがひとつの言語であるならば、私は文盲であるとさえ思いました」。

それ以来、ふたりは親交を続け、すぐに共同で映画を撮る計画が持ち上がる。しかし、既存のダンスの枠組みを超え、ダンサーひとりひとりの身体が抱える“揺らぎ”を活かしながら斬新な演出を試みるピナの芸術をカメラで写し取る計画は、想像以上に難航したそうだ。

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