くらし情報『すべてが“予想外”。ジュード・ロウが語る『シャーロック・ホームズ』最新作』

2012年3月8日 19:18

すべてが“予想外”。ジュード・ロウが語る『シャーロック・ホームズ』最新作

この作品は基本的な友情や相棒関係を描いているし、ふたりがまったく違うキャラクターだというのが好感をもたれている理由だと思う」と分析する。

そのため、撮影では事前に用意された脚本をガイドにしながら“即興”で演じた部分も多かったそうだ。「実は1作目があまりに成功したので、執筆中だった続編の脚本を読んだんだ。『意見があれば出してほしい』と言われてね。一番心配だったのは、脚本家が僕たちが即興で組み立てている会話を文字で書こうとしたことだ。こういうものは印刷されて読むと面白くないんだよ(笑)」。だからこそロウは、撮影中は持てるものをすべて投じて“多様性”を現場にもたらそうとしたと語る。「シリアスとコミカルの舵取りは監督のものだけど、僕たちはつねにこの映画の“トーン(基調)”を頭に置いて演技をしたし、即興で創り上げるときもバラエティに富んだエンターテインメントになるように気を配ったよ。
大事なのはホームズもワトソンも“リアルな人間で一生懸命”だってこと。彼らは必死なんだけど、極端な状況にいるから、観客からみると滑稽だったりするんだ」。絡み合った謎と手がかりをひとつずつ手繰り寄せ、観客の誰もが予想もしなかった“真実”を提示してくるホームズとワトソンのコンビ。

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