くらし情報『監督が解説。映画『捜査官X』に込められた“最大の謎”とは?』

2012年4月18日 10:46

監督が解説。映画『捜査官X』に込められた“最大の謎”とは?

ジャンルとして終焉を迎えてしまったからです。しかし、中国・香港映画は様々なジャンルの映画が作られながらも、その根底にはいつも“アクション”と“武侠”の要素があり、伝統が受け継がれてきました。だからこそ、このような表現が可能になったのです」。

さらにチャン監督は、作品に大きな謎を込めたようだ。「映画の中でシュウと(ドニー・イェン演じる)ジンシーが橋の上で語りあうシーンがあります。私はここが物語の核心だと思っています。私は世の中のすべての出来事は互いに関連しており、ある事件が起こったとき、そこにいた傍観者は実は事件の“共謀者”だったということがあると思っています。この世には善人と悪人がいるわけじゃない。
すべては影響しあっているのです。“善”とは、そして“悪”とは一体、何なのでしょうか?」。

謎解き、豪快なアクション、そして哲学的な問いかけが描かれる『捜査官X』。本作の上映時間は115分だが、上映後もじっくりと“脳内”で考え、想いをめぐらせることのできる作品に仕上がっているようだ。『捜査官X』
4月21日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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