2012年5月9日 16:49
「現実を伝える映画を」監督が語る『ムサン日記 白い犬』
ケンカをした後や、懺悔をした後にスンチョルは水をよく飲んでいます。水は人間にとって生きる上で大切なものですよね。スンチョルと出会い、この作品を作ると決めて特に描きたかったのは、“人間に対する喉の渇き、人を求めていた”ということだったんです」。
「現実を伝える映画を作りたい」と借金をして資金を集め制作された本作は、世界で数々の賞を受賞し、いよいよ日本での公開を迎える。「この作品をたくさん評価していただいたことを、スンチョルもどこかで必ず見ていると思います。喜んで笑ってくれているんじゃないかな。彼に会うことはできないけれど、でも自分が思い出しさえすれば、きっとすぐに現れてくれるような気がします」
『ムサン日記白い犬』
5月12日(土)より、シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー
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