くらし情報『巨匠ソクーロフが語る新作映画『ファウスト』』

2012年6月27日 15:14

巨匠ソクーロフが語る新作映画『ファウスト』

巨匠ソクーロフが語る新作映画『ファウスト』
ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督の最新作『ファウスト』が日本公開されている。これまで数々の作品で世界の映画ファンを唸らせてきたソクーロフ監督が新作の題材に選んだのは文豪ゲーテの不朽の名作だ。監督にインタビューを行い、新作について語ってもらった。

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『ファウスト』は、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテがその生涯をかけて書き上げた長編戯曲。悪魔メフィストに誘惑され、魂を差し出すかわりにこの世のあらゆる享楽を得るという契約を結んだファウスト博士の顛末を描いている。映画化に際し、舞台を19世紀のドイツに設定。ファウスト博士と、“悪魔” と噂される高利貸ミュラーの物語を綴っている。

「ゲーテは文学者であるばかりか自然科学、化学、物理学、地理学などを含めた多彩で巨大な学者でした。
ゲーテの作品を知るために私たちの知識は必ず不足するでしょう」と監督が語る通り、ゲーテはその著作が読み継がれている偉人だ。だからこそ、ソクーロフ監督は本作を“原作の移し替え”で映画化することは不可能だと考えたという。「ゲーテは自分の考えを言葉で表現するために非常に長期にわたり多くの時間をかけました。

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