くらし情報『音楽家・葉加瀬太郎が映画『チキンとプラム』を絶賛』

2012年11月8日 18:19

音楽家・葉加瀬太郎が映画『チキンとプラム』を絶賛

音楽家・葉加瀬太郎が映画『チキンとプラム』を絶賛
前作『ペルセポリス』が全世界で話題を呼んだアーティスト、マルジャン・サトラピの最新作『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』が10日(土)から日本公開される。死を決意した天才音楽家の生涯と語られなかった想いを独自の映像美で描き出した本作を、音楽家で主人公と同じバイオリニストの葉加瀬太郎はどう観たのだろうか? このほど彼のコメントが届いた。

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本作は、愛用のバイオリンが壊され、8日後に死ぬことを決めた天才音楽家ナセル・アリの回想によって綴られる数奇な人間ドラマだ。葉加瀬は主人公について「生き方、行動すべてが実にバイオリニスト的で、良くも悪くも鏡を見るようで、身につまされた」といい、「彼の音楽が愛する人への思いによって成立していたこと」に何より共感したと話す。「人を恋しく思う気持ちがないと、美しいメロディーを奏でることなんて出来ない。幸い僕は彼とは違って幸せな結婚ができましたので、妻を思い、弾くことも多いのですが(笑)、そのつど自分の記憶の引き出しから幻想としての恋を引っぱり出して演奏したり、あるいは作曲したりしています」。

劇中で死を決めた主人公ナセルはベッドの中でこれまでの人生を回想する。

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