くらし情報『エリザベス・ホワイト監督が語る『フローズン プラネット』で描きたかったこと』

2012年12月25日 18:49

エリザベス・ホワイト監督が語る『フローズン プラネット』で描きたかったこと

「大変なリソースを費やしているので、エンターテインメントとして大勢の人に提供したい理由のほかに、極地そのものの理解、教育を行いたい希望があるのよ」。たとえば、北極の氷。今年9月の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の発表によれば、氷の面積が観測史上最小記録を更新した。「変化が止まらない今、人々が画で理解できる作品を作ることに意味があって、ベストなタイミングよ。そして、映像作品以外に方法はないと思うの」。

地球規模で自然環境が悪い方向に進行中であることは、誰だって気づいてはいる事実だ。「実際に北極の氷が解けている影響は各地に出ていて、イギリスでもジェットストリームが変わってしまったの」とホワイト監督も懸念する。だが、そう悲観的になる必要もないという。
「惑星全体に具体的で大きなインパクトが起こるまで、まだ時間はあると思う。でも、いずれ何かが起こる。そうなる前に、わたしたちの地球を知っておくことが重要ですね」。貴重な映像資料でもある本作を観て、ある種の警告を受け止めることも重要と言えそうだ。

『フローズン プラネット』BBCオリジナル完全版
Blu-ray&DVD発売中
発売:BBCワールドワイドジャパン
販売:エイベックス・マーケティング

取材・文・写真:鴇田 崇

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