と分析する。
映画ではそんなディーンとストックが次第に打ち解けていく過程が繊細なタッチで描かれる。同時に、やがて若くしてこの世を去るディーンが、どれだけ“唯一無二”の存在だったかもデハーンの演技によって伝わってくる。「ジェームズ・ディーンは、俳優界の開拓者だったと思うんだ。見た目がキレイなだけではなくて、演技の基準も高めることで、後世の俳優に影響と刺激を与えたんだ。少なくとも僕は彼からすごい影響を受けていて、彼のようにリアルな演技をしたいと思っている。そういう意味で彼はすごくオリジナルな存在だと思うよ」
一方で、デハーンは、唯一無二の名優と自身の間に、いくつかの共通点を見出しながら、演じたようだ。「色んな意味でこれまでのどの役よりもパーソナルなレベルで共感できたと思う。
これまでのどの役よりも共感できたよ。もちろん多くの共通点があると思う、特に彼の人生で今回、焦点が当たっているひとコマと、撮影中の僕の人生のひとコマがね」
『ディーン、君がいた瞬間(とき)』
12月19日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
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