伝説のフュージョンバンド、30年ぶりの来日ツアーがスタート
伝説のフュージョンバンド、リターン・トゥ・フォーエヴァーの来日公演がいよいよ名古屋からスタートした。
リターン・トゥ・フォーエヴァーの公演情報
リターン・トゥ・フォーエヴァーは1972年、リーダーのチック・コリアと、本年度のグラミー賞を獲得したスタンリー・クラークを中心に結成された4人組。活動期間は5年間と短かったが、爆発的な人気を獲得しフュージョン界では伝説の存在となっていた。2008年に再結成を果たした彼らは、その後、ワールドツアーを敢行。そして今年、30年ぶりの来日ツアーが実現することとなった。
その初日となった名古屋公演には、このツアーから実現したバンド史上初の5人編成で登場。ヴァイオリニストのジャン・リュック・ポンティが加入し、かつての名曲をただ再現するだけでなく、さらなる広がりをもってステージで披露した。日本公演がワールドツアーの締めくくりということもあり、演奏とセットリストはすでに円熟の極み。
時にウッドベースなどに持ち替えてのアコースティックセットをはさみつつ、バンドのヒット曲、ソロ曲などを2時間たっぷりと披露した。序盤はそのテクニックに見入っていたオーディエンスも、コンサート終盤では総立ちでバンドに拍手を送り続けた。